便乗商法(便乗的な表現)

2020年02月19日

便乗商法(便乗的な表現)
オリンピックの開催が近づくと、知財の世界では、便乗商法の相談が増えてきます。

多くの場合、他人の名声や人気にただ乗りしよう、という、勝者へのただ乗りが基本なのですが、そればかりではないのです。

「抵抗力の改善!」そんなシールが貼られた栄養ドリンクが売られているのを見つけました。
これも一種の便乗商法と言えるのではないでしょうか。
考えるものだな、とは思いますが、疑問も生じます。
「抵抗力って何に対する抵抗力?」
「改善ってどの程度?」
”思わせぶり”という感じの記載だとは思いませんか?

不正競争防止法や景表法や薬機法等で、各種の表現形態には、制限が掛けられています。
その制限の隙間で効果のある表記をしたい!、そんな想いが見え隠れしている表現という感じです。
もちろん、キャッチコピーとして的を得たものも非常にたくさんありますが、こと便乗商法となると、事情は複雑です。

「○○に効果があるかも!?」のような表現もここ数日SNSで見かけます。
健康関係の商品の製造販売を手がける会社の社長のブログ等で、このような表現を見かけることもあります。

消費者が、商品の品質を誤認しなことを願うばかりです。

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
便乗商法(便乗的な表現)
    コメント(0)